
腸内フローラ検査
腸内フローラ
腸内フローラとは?
腸内フローラとは腸内に生息する常在細菌の集まりのことで、100兆個以上の菌が住み着いている様子が「花畑」に似ていることから、「腸内フローラ」と呼ばれています。
最近の研究では、腸内フローラが腸に関わる疾患(大腸がん、潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群、便秘)の他に、糖尿病、パーキンソン病、アレルギー疾患、自閉症、動脈硬化などさまざまな疾患と関連していることも分かってきました。
ご自身の腸内フローラバランスを知り、自分にあった生活習慣の改善をすることが重要です。

このような症状の方におすすめの検査です
現在の食事療法が適切かどうか判断したい
心臓・血管の病気がある、心臓・血管の病気を予防したい
下痢や便秘などお腹の悩みでお困りの方
お腹がいつも張って苦しい
生活習慣病が気になる方
メタボリック症候群の診断を受けていらっしゃる方
糖尿病の方
過敏性腸症候群と診断された方
検査方法
① 同意書記入
同意いただける場合はご署名をお願いします。
② 問診票記入
生活習慣アンケートにご記入ください。
③ 採便
採便キットを使って便を採取してください。
④ 採便キット返送
返信用封筒に、チャック付きポリ袋に入れた採便キット・同意書・問診票を入れ、採便後1週間以内に投函してください。
⑤ 検査結果
到着後6週間以内に検査結果が分かりますので、結果が届き次第、当院よりご連絡いたします。ご来院いただき、医師より結果の説明をいたします。
腸内フローラ検査でわかること
- ●主要な腸内細菌の種類
菌の種類(乳酸菌、ビフィズス菌、酪酸産生菌、エクオール産生菌など) - ●大腸がんなど特定の菌が関わる疾患の可能性
(大腸がん患者に多いとされる腸内細菌の割合が高い場合に注意喚起を行います。) - ●腸活に向けた生活習慣の具体的な改善ポイント
- ●ダイエットや美容に関すること(太りやすさ、やせ菌、エクオール産生菌)
- ●これらのデータにより、大腸がんなどのリスクを測ることができるうえ、整腸剤の使い分けや管理栄養士さんからの食事指導も受けられます。
項目 | 内容 |
---|---|
腸内細菌の種類と割合 | 善玉菌・悪玉菌・日和見菌のバランスがわかります。 |
ビフィズス菌・乳酸菌の多さ | 腸内環境の良好さの指標になります。 |
短鎖脂肪酸の産生能力 | 免疫や代謝に関与し、肥満や炎症の予防に関係します。 |
腸内フローラの多様性 | 多様な菌がいるほど健康な腸内とされます。 |
疾患リスク | 糖尿病、肥満、アレルギー、大腸がん、うつ病などのリスク評価につながる可能性があります。 |
腸内年齢 | あなたの腸の状態が、実年齢と比べて若いかどうかを推定します。 |
費用
※腸内フローラ検査は保険外(自費)診療となります。
・検査費用:18,000円(税別)
・栄養指導:2,000円(税別)